ThinkPad X20 のパフォーマンス改善
- 2002年1月 -
| 1.レポートの概要 |
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前回レポートしたとおりO/Sを Windows 2000 に変更したT21は大変快適に動いていますが、それとは 対照的にX20の方は起動や終了に限らずかなり反応が鈍く感じられます。これもメモリを増設すれば多少は改善するのでしょうが何せ会社所有のパソコンなので自腹でやるのはどうも気が進みません。Windows 2000 を再インストールすればいろいろな所に溜まったのゴミも消えてパフォーマンスも改善すると思いますがそれも面倒…。
ということで、初期設定を終えたばかりのT21の設定状況を参考にしながら余り手間をかけずにX20のパフォーマンスを復活させるべくあれこれといじってみましたので、その内容および結果についてレポートします。 |
| 2.目標および試してみたこと |
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マシンのスペックが違うためT21と同等のパフォーマンスは期待していませんが、それほど負荷のかかる使い方はしないため購入当初のパフォーマンスに多少でも近づけることを目標にいろいろ試してみることにしました。
今回とりあえず試したことは、起動時のメモリ使用量および開始しているプロセスとレジストリのサイズをT21と比べてみて不要そうなものを掃除するという作業です。 これである程度までパフォーマンスが戻るようであればそのまま使うし、それでもパフォーマンスがまだ悪いようであればメモリの増設などの次の対策を考えることにしました。 |
| @ | 起動時のメモリ使用量の比較 |
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先ずはX20とT21で、PC起動後にCPUがアイドル状態となった時点でのメモリ使用量をタスクマネージャーを使って調べてみました。 |
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X20はこの時点でのメモリ使用量は99MB。物理メモリ128MBのうち利用可能な空きはわずか26MBです。一方T21の方はメモリ使用量は78MB。物理メモリ384MBのうち利用可能な空きはまだ282MBとたっぷりあります。 開始しているプロセスはX20がタスクマネージャーを含めて36であるのに対しT21の方は31となっています。X20の方は何か不要なプロセスが立ち上がっているのかもしれません。 |
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<X20> |
<T21> |
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| A | 起動時に開始しているプロセスの比較 |
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次に上記@と同じタイミングでそれぞれのPCで開始しているプロセスをメモリ使用量の大きい順に並べて比べてみると下ような結果でした。 |
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同じプロセスでもX20の方が少しづつ大きいのはまあいいとして、X20だけで開始しているプロセスを見ると次のようなものがありました。特に上の2つはメモリの使用量も大きいため、チェックしてみる必要がありそうです。 あと、X20・T21とも ibmpmsvc.exe が2つ起動してますが何故でしょう? |
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[プロセス名] |
[メモリ使用量] |
[内容] |
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| msdtc.exe | 5,736 KB | Distributed Transaction Coordinator | |
| mqsvc.exe | 5,268 KB | Message Queuing | |
| Atiptaxx.exe | 3,148 KB | Display 関係の何かでしょう… | |
| ati2evxx.exe | 1,540 KB | Ati HotKey Poller | |
| tphkmgr.exe | 1,504 KB | ThinkPad 機能設定 |
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<X20> |
<T21> |
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| B | レジストリ・サイズの比較 |
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次にレジストリ・サイズを見てみるとX20が19MBでT21が17MBなのでそれほど差がないことがわかりました。いずれも RegCleaner で不要なエントリは削除済みです。 |
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尚、ページファイルはX20が190MB・T21は390MBで共にサイズを固定してます。 |
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<X20> |
<T21> |
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| C | 試したこと |
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先ずは起動時に開始されるプロセスのうち msdtc.exe と mqsvc.exe について[サービス]より起動を停止しました(いいのかな…) |
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次に tphkmgr.exe については ThinkPad 機能設定を一旦削除し、最新版を再インストールしてみました。ついでに他のドライバー類も最新版をダウンロードしてアップデートしました。 |
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ATIの2つについてはとりあえずこのままにしておきました。 |
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これらを行った後にタスクマネージャーから起動後のメモリ使用量および開始しているプロセスを再度チェックし、前の状態と比べたところ下図のような結果になりました。メモリ使用量は99MBから91MBに、開始しているプロセスの数は36から33に(重複分を除くと34から32)に減りました。重複して起動していた tphkmgr.exe と ibmpmsvc.exe が一つになった代わりに今度は ltcm000c.exe(モデム)が2つ起動するようになりましたが・・・。 |
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<実施後> |
<実施前> |
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| 3.パフォーマンスは改善したか? |
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何が原因だったのかはわかりませんが、結果的にX20はかなり軽快に動くようになりました。プログラムを起動したり新しくフォルダを開いたりするのに一呼吸遅れていたのが解消され、また起動時にタスクトレイのアイコンが出揃うまで時間がかかっていた問題もなくなりました。感覚的にはこれで購入当初のパフォーマンスにかなり近づいたのではないかと思います。
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その後いろいろなプログラムを立ち上げてみて気付いたのは、ThinkPad 機能設定の起動にかなり時間がかかっていたのが解消されたことです。これまでPC起動時に tphkmgr.exe が重複して起動していたことと関係あるのかも知れません。
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但しイベント・ビュアーで見てみると、これまでは発生してしなかったエラーがいくつか発生しているようですが、これについては後で調べることにします。
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<アプリケーションログに記録されてたエラー>
3つともこれまでは発生していなかったエラーです。
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<システムログに記録されてたエラー>
この3つのうち DCOMエラーが新しく出てきたものです。
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| ● | 取敢えずパフォーマンスはもとに戻ったもののメモリ容量が厳しいのは確かなので、今度安いやつを探してきて増設してみようかとも思っています。やはり一度でもサクサク感を体験すると、もう戻れないってことでしょうか…。 |